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一迫

[菜の花マイスター]狩野守男さん

黄色の花から生まれるヘルシーオイル。循環型農業のさきがけに
栗駒山に若馬の姿が浮かぶゴールデンウィークのころ。一迫の街道沿いでは、あちこちで鮮やかな黄色の菜の花畑が心を浮き立たせてくれます。「目で見て楽しめる。それだけでも、菜の花を栽培してる甲斐がありますよ。今年は特に花の状況がよくて、収穫も期待できます」。狩野さんが育てている菜の花からできるのは、きれいな菜の花色のなたね油。9月に種を蒔き、年内に株づくりをするとちょうど5月の連休あたりで美しい花を咲かせ、やがて実をつけます。収穫した実を搾って採れる油の割合は、3kgの実から1リットル程度。天ぷら油に使えば、衣もきれいな菜の花色に。さっくりと軽く、油切れがいいのが魅力です。「なたね油は酸化しにくく、コレステロール値が低いヘルシーオイル。香りもいいので、オリーブオイルと同じような使い方ができます。それに、油を搾った搾りかすは次の年の畑づくりの肥料になる。使い捨てではない、これからの日本が目指す循環型農業の一例になることができれば、とも思うんです」。
天ぷらや卵焼き、ドレッシングオイルなど、汎用性が高いのも魅力。

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