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一迫

青い空に白い雲、ぽかぽか陽気の空の下には、白い巨体に黒いブチ!山の中腹に立つ小山牧場で、ホルスタインたちはのんびりゆったり歩き回ったり寝そべったり。牛舎の中は広い柵で囲われているだけで、牛たちは繋がれていません。「これはフリーストールといって、自由に歩き回って好きなように寝られる、牛のストレスをできるだけ軽くしてやる飼い方なんだよ」と小山さん。風通しのいい牛舎は清潔で、牛たちもきれい。足元にはきれいな乾し草が敷きつめてあります。飼い葉のコントロールができない完全放牧ではなく、フリーストールと呼ばれる放し飼い方式をとることで、乳酸発酵させた牧草とトウモロコシを与えてより良い牛乳づくりを実践しています。
乳しぼりは、朝と夕の1日2回。1日どころか、1回だって休めません。休めば牛のお乳が張って苦しむばかりでなく、乳房炎と言う重大な病をひきおこしてしまうからです。「大変だけれど、生きもの相手の仕事だもん。あたりまえだっちゃ。牛が自分の身を削って出してくれる牛乳なんだから、人間も少しは苦労しないと」。18歳で小山牧場を立ち上げ、牛1頭から酪農をはじめた小山さん。現在では牛は50頭以上に増え、メーカーへの牛乳販売はもちろん、生乳のおいしさを活かした「あいすむら」の経営や、自社ブランドの牛乳販売へ向けての取り組みなども行っています。“生きものを飼う”“いのちを育てる”ということへの情熱はずっとそのままに、日々のおいしい牛乳づくりは進化し続けています。

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