くりはらさん
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一迫
マイスター紹介
「水耕栽培を始めたのは、平成7年。ぴかぴかのハウスにいちめんのサラダ菜が広がったときは、とてもうれしかったのよ。そのグリーンがすごくきれいで、バラの花みたいにまあるく巻いたかたちがかわいらしくて」。初めての収穫を、黒澤さんはそう振り返ります。循環式のポンプによって常にきれいな水が流れている苗床で水耕栽培されるのは、サラダ菜や水菜、サンチュ、三つ葉。どれも泥くささやえぐみがなく、さわやかな香気が味わえます。ハウスの外では、年間50種ほどの野菜づくり。できるだけ農薬を使わず、人の手による草取りや虫除けで安全な野菜を育てています。そうして収穫した野菜は、黒澤さん自ら直売所『わくわく』へ運び、販売。そうすることで、お客さんの「おいしかったよ」という声にふれることができるし、時にはおいしい食べかたや料理法を情報交換したりと、楽しみも倍増するのだそう。「自分の子供に安心して食べさせられるものじゃないと、野菜づくりなんてできないもの。買ってくれる皆さんにも、“私がつくったんだもの、安全・安心よ”と胸を張って言いたい。そのためには、夏は朝4時起きでも仕方ない!」そう言って笑う黒澤さんに、くりはらのおかあちゃんのあたたかさを感じるのでした。
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