![お気軽にお問い合わせしてけさいん！0228（25）4061 [受付時間 9：00〜17：00 木曜〜火曜（祝日・年末年始を除く）]](img/secret_telno.png)
- 渡辺さんが管理栄養士の資格免許をとったのは、20代前半のころ。「そのころは難しい試験なんてなかったし、大学の卒業とともにもらえる資格だったもの」なんて渡辺さんは言うけれど、とても貴重な知識と技術の取得者に与えられる称号だったことは間違いありません。もともとは麹屋、そしてお味噌の委託醸造蔵からはじまった『ワタナベ食品』。いまや栗原でも有数のブランドである「栗駒漬」をつくりはじめたのは、昭和42年のことでした。くりはら地域の特産物だったきゅうりを、どこよりもおいしい漬物に。それぞれのおうちに漬物名人がいるくりはらですから、渡辺さんたちが考えたのは、家庭では作れないほど、うんと手間ひまをかけた味わいです。まずは新鮮なキュウリを2段階の工程で塩漬けにし、ぎゅうーっと圧して水分を抜いたぺったんこの状態に。一度塩抜きしたら、さらに圧して今度は丸大豆醤油を使った特製の漬けだれで本漬け。そうしてできあがる「栗駒漬」は、ぱりぱりと小気味良い歯ざわり、塩分控えめのフルーティな味わい。くりはらのきゅうりでつくった、くりはらでしか買えない味。だからこそ、くりはらさんはこの「栗駒漬」を「おらたちの漬物」と愛するのです。
