くりはらさん
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栗駒
マイスター紹介
栗駒山のふもと。江戸時代から建つ古民家に今も暮らしながら、漬物や味噌といった郷土の味を守り続ける「ワタナベ食品」。門傳さんは、その「ワタナベ食品」にとって片倉小十郎のような存在です。「生まれも育ちもくりはらですから、私はくりはら野菜で大人になったようなもんです。漬物や味噌、こうじといったうちの商品は、春夏秋の豊かな実りをできるだけおいしく保存・貯蔵して冬や不作に備える、という生活の知恵が土台になって生まれたもの。ただ保存・貯蔵するだけでない、この“できるだけおいしく”というところに、職人の腕がかかっていると思っています」。しそ巻に使うのは、通常の大葉よりも大きくて厚みのある「ちりめんしそ」。このてのひらより大きなしそで、特製の味噌をくるくると巻いてゆきます。ひとつひとつ丁寧に、隙間なくきっちりと。串に刺して米油の中に入れれば、しゅわーっという軽やかな音とともに、何ともいえない香ばしさが辺りに広がります。ぱりぱり、さくさく。クルミやゴマを練り込んだ味噌の濃い甘じょっぱさが、しその風味と最高の相性。「飽きないおいしさ。いつ食べても、どこかでほっとするような味わいを、作り続けていきたいですね」。にこにこ笑うその横顔に、ふるさとへの大きな愛が見えるのでした。
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