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築館

[甘酸っぱマイスター]鈴木賢一さん

漢方牛の肥料で有機栽培。大きく甘い実を鈴なりに
なだらかな丘の上、ぽかぽか陽射しをあびてちょうど鈴木さんの肩先ぐらいまでに育ったブルーベリーの木が、白い花を咲かせています。「これは晩生の種類だから、実が熟すのは8月の末くらいかな。いちばん早いアーリーブルーやブルークロップといった種類は、もうすぐ収穫できるよ」。漢方和牛の肥料を使い、鈴木さんがブルーベリーの有機栽培を始めたのは今から8年前。今では12、3種2000本のブルーベリーが実る畑になりました。「有機栽培は草との闘いだね。抜いても抜いても生えてくる雑草と根競べしてる気になるよ。虫も、手で一匹ずつ除けてやらなくちゃいけないし。夏の真ん中、青い実が鈴なりになって重さで木が頭を垂れているのを見ると、とても大きな充実感を感じますよ」。ビー玉ほどもある、大粒のブルーベリー。果皮はぷっちりとやわらかく、酸味より甘みが勝つ濃い味わい。そのまま味わってよし、凍らせてシャーベット状にしてもよし。鈴木さんの奥さんが実践していた、お酢に漬けてデザートビネガーにするのもおすすめ。もちろん、ジャムも最高です。
12、3種ほどの品種を育てているので、収穫&出荷は6月〜8月末まで段階的に行われています。

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