トップページ≫一迫≫マイスター紹介

一迫

ほろよいマイスター:金の井酒造 鎌田修司さん

くりはらのお米と水を見つめ、宮城酵母の活きた酒をつくります
鎌田さんたちの朝は、まだ夜も明けぬうちからはじまります。大きな甑のてっぺんは、覆いの布が蒸気でぷうぷうとふくらみ、真っ白い湯気がもくもく。蒸しあがったらすぐにコンベアの上でならされ、麹師さんが蒸し米の様子をたしかめながら麹菌をふりかけていきます。麹室は、杜氏さんたちのみに許された聖域。お酒の味を決める、大切な場所です。麹菌の繁殖を活性化させるために、中は常に30℃前後の温度を保っています。だから、作業する鎌田さんたちは冬でも半袖。作業を終えて麹室を出ると、身体から白い湯気があがるほどです。大正4年から続く老舗の風格を感じさせる石蔵が、お酒のゆりかご。ぷくり、ぷくりと泡立つ音は、酵母がお米を食べる音。こうしてお米が、酒になっていくのです。「お酒はひとりではつくれません。お米を育ててくれる農家さんや、我々酒造りをする仲間、それを飲むひとに届けてくれる酒屋さん。たくさんのひとと、自然のちからでようやくできあがる酒ですから、飲むひとのもとへ最高の状態で届けたい。しっかり造ることはもちろん、上紙に紫外線を9割カットしてくれる素材を使うなど、蔵を出てからの過程も考えて、酒造りをしていきたいと考えています」。

中條酒店へこのマイスターの商品は、中條酒店のホームページでお買い求めいただけます。

くりはらさんBLOG